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解決事例

被相続人名義の株式を売却し,相続人らに配当を行ったケース
事実関係については,プライバシー保護の点から,一部変えてあります

相続人関係図

関係図

遺産の内容 Bさん名義の株式

悩んでいたこと

Aさんには,弟さん(Bさん)と妹さん(Cさん)がいらっしゃいましたが,この度,Bさんが亡くなられました。Bさんは過去に結婚されたことはなく,子どももいらっしゃいませんでした(A~Cさんのお父さん,お母さんも,Bさんよりも前に亡くなられていました。)。
Bさんが亡くなられた当時,Bさんには遺産として株式がありました。Aさんは,Bさんの株式を売却して,その配当金を兄弟2人(Aさん,Cさん)で仲良く分けようと手続を始めました。そうしたところ,Aさんには,Bさん,Cさんのほかに,Dさんという兄弟がいることが判明しました。Bさんの株式を保管している証券会社からは,Dさんも相続人なので,売却をするには書類にDさんの署名や押印をしてもらう必要がありますと言われてしまいました。
他にDさんという兄弟がいることについてAさんは全く寝耳に水で,Dさんとの付き合いも全くありません。Aさんとしては,早く株式の売却手続をしたい一方で,どこで暮らしているのかも分からないDさんと直接連絡をとることも難しい状況でした。

処理の内容

当事務所の弁護士は,①Dさんの所在等の調査を含めて,Bさんの相続人の方々を確定する,②確定した相続人の方々(特にDさん)と交渉して当事務所の弁護士が相続人の方々を代理して株式売却の手続を行うという方針を立てました。そのような方針に基づき,まず,Dさんの所在等の調査や戸籍等の資料収集を行い,相続人の方々を確定しました。
次に,Dさんと連絡をとり,経緯等についてご説明した上で,交渉を行った結果,株式売却の手続にご協力いただけることとなりました。その後,当事務所の弁護士がAさん,Cさん,Dさんの代理人となり,株式売却の手続を行って,配当金をAさん,Cさん,Dさんにそれぞれ分配し,無事に解決することができました。

結果

以上の通り,Aさんは直接Dさんと連絡をとることなく,無事に株式の売却手続を済ませることができました。 相続に関するご相談を受けていますと,他にどのような相続人がいるか否か分からない,感情的な問題などがあって,他の相続人と連絡をとりづらいという声を聞くことがよくあります。
当事務所では,相続問題について,裁判手続(調停,審判など)だけでなく,遺産相続の手続を円滑に進められるよう相続人の調査はもちろん,他の相続人の方とも交渉を行いながら,代理人として株式売却手続や預貯金の引出手続など遺産の相続手続も行っておりますので,どうぞお気軽にご相談下さい。

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